アメリカの矯正歯科医であるDr.ロバート・リケッツによって発表されたもので、顔を横から見て鼻の先端とあごの先端を結んだラインを
Eライン(エステティックライン)
と呼び、一般的にこのEライン上、あるいは若干内側に唇が位置することが、理想的であるとされました。
人の顔は千差万別でですが、Eラインは一つの目安になります。出っ歯、受け口の程度が大きい方はこのラインから大きく外れている場合が多いものです。歯列矯正を行ない、歯並びを治すことで唇を理想的な位置に近づけることができます。そうすることで自然で素敵な笑顔を作ることができます。いわゆる美しい口元の基準として用いられ、矯正治療の診断の重要な基準であり、またこの改善が治療目的の一つでもある。
キリッとした眉、ぱっちりした目、すっとした鼻、それぞれのパーツが美しくても、口元を中心としたフェイスライン(輪郭)次第で、まったく印象が違ってきます。
そもそもキレイでかみやすい歯並びってどんなものなのでしょう?
・左右対称のU字型にデコボコなく歯が並んでいる。
・前歯も奥歯もバランスよく咬み合っている。
・奥歯は歯車が咬み合うような形で咬んでいる。
・前歯は少し被さっている。(2〜3mm)
・上の前歯が下より少し前にある。(2〜3mm)
・上下の歯やあごの中心が一致している。
・唇を自然に閉じることができる。
・右の写真のように横顔で鼻とあごを結んだEラインに
唇がある(2〜3mmはOK)