当院のドクターは患者様の痛みの軽減を第一に考えています。痛みが予想される処置を行う際は事前に十分な麻酔をさせていただき、患者様が苦痛を感じることがないようにさせていただいております。また麻酔を行う際も患者様が痛くないように様々な工夫をして麻酔を打っています。
上記の3つの条件を基本とし、痛みを感じないように状況・歯の部位により、手動で行う麻酔・電動で行う麻酔を駆使し、患者様が痛みを感じないように最大限努力をし、麻酔を行います。
針を刺す場所の歯茎の表面を麻痺させ、注射針を刺す痛みを減らします。
電動注射器を使用すると、従来より細い針が使え、刺した時の痛みが抑えられます。注入時の圧力が一定で、手ぶれもなく、ゆっくりと痛くないように麻酔ができます。
静脈内鎮静法とは、インプラント治療に不安があったり、怖いという方に適した麻酔方法です。
簡単に言えば、寝ている間に治療を終了させる麻酔方法です。静脈内鎮静法を行うと治療中のことはほとんど覚えていない状態になります。眠っている間にインプラント治療が終了するのです。治療に不安を持っている患者さんには最適な麻酔方法です。
方法としては、点滴をするように血管内(静脈内)に麻酔液を入れます。麻酔が効くまで5〜10分程度です。後はインプラント治療が終了するまで 寝ているのとほぼ同じ状態です。
静脈内鎮静法を他の処置で例えると、『胃カメラ』や『大腸カメラ』による検査時に行う麻酔と同じです。インプラント治療がご心配な方は、確実に楽な方法です。
また、高血圧等の御病気がある方にも適しています。
インプラント手術と聞くと、それだけでドキドキするものです。緊張すれば、血圧も高くなります。高血圧の方や、治療がご心配な方は、静脈内鎮静法で麻酔を行った方が確実かと思います。
先程、ご説明したように静脈内鎮静法で麻酔を行うと寝ているのとほぼ同じ状態になります。簡単に言えば、夜間就寝している状態と同じようなことです。そのため、不安や緊張がなくなりますので、血圧も安定します。
呼吸・血圧監視モニターの設置
呼吸や血圧を監視する簡単なモニターをつけます。家庭用の自動血圧計とほぼ同じものと考えてください。
酸素吸入器の取り付け
医療用酸素を吸入してもらうことにより、よりリラックスした状態で治療をうけていただけます。
点滴(鎮静薬)の投与
腕の静脈路を確保し、お薬を点滴から少しずつ流して
意識レベルを程よい状態に調整します。
ここまでで10分〜15分ぐらいです。
手術開始
実際の治療処置がはじまります。
眠気を感じるような状態です。
一連の治療が終了した時点で点滴を終了します。
点滴終了から5分ほどで意識レベルが通常に戻ります。
手術後
治療後は、眠気やふらつきがなくなるまで休みます。
意識・動作に問題が無いことを確認した後、他に問題がなければそのまま帰宅していただけます。安全のためには、一人での帰宅はなるべく避け、誰かに迎えに来てもらうかタクシーで帰宅するようにしましょう。
という利点があります。
さらに精神的な緊張が和らぐことで、血圧や心拍数を安定にさせるため、
高血圧症や狭心症などの内科的なご病気をお持ちの方
や、
お口の中を触られると吐き気がしてしまう方
などにも有用な方法です。
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